得度式 本番です。
お坊さんになるための第一歩 得度式
この日を迎えることになるとは、13年前のワタシは想像できただろうか?
正直なところ、得度の話が来るまでは、在家信徒として出来ることを模索していたのでした。
そのくらい、在家から仏門への道はハードルが高かったのです。
こちらで得度式が厳修されます。
昨日は風が強く吹いていましたが、今日は一転、雲一つ無い穏やかな陽気
お天道様も、お祝いしてくれたようです。
受付を済ませ、広い和室が控室。
小学校低学年の子から、50代くらいの方まで、男女併せて24名勢揃いでした。
最初は皆さん正座をしていましたが、間もなく足がしびれてきた人順に足を崩そうと・・・
しかし、アグラをかいちゃぁ、怒られるかと思ったのか、高校生くらいの子は体育座りをしていました。
そして、どうしていいのか解らずその場に立ち尽くす子供たち。
その後、式で行う作法の練習をして、本堂へ移動。
塗香より先にコロナ対策で両手をアルコール消毒でお清めしてから出発しました。
「草履をする音を立てないように!」
先導のお坊さんに注意事項を受けながら・・・
そして、境内を散歩中の園児に見送られ
たまたま参拝していた皆さんにはシャッターチャンスでした。
入堂し、着座。
次第によれば、式は一時間弱。
ずっと正座なら、足がコンニャクみたいになってスッ転ぶこと必至。。。
と思い、昨夜「日本正座協会」のHPで予習をしていたのですが、その心配は要らず、実際のところは、立ち上がったり移動したりがたくさんあって、足が痺れる暇もありませんでした。
法衣を脱いで、白衣になり御本尊、お導師さまを始めとする僧侶の皆さんへ御挨拶。
良く見たら、御本尊の如意輪観音さんの左右には、弘法大師さんと興教大師さんの掛軸が祭られていました。
父兄に今生の別れの五体投地を行い、本堂脇に移動。
正装の法衣に着替え戻りました。
お導師さまから「髪の毛そっちゃってもいい?」の問いに「喜んで!」の返事をし、髪の毛に剃刀を当てられ、聖水をつけた棒を頭頂に当てられ、晴れて修行者となる許しを得ました。
得度の記念に念珠と袈裟を頂戴し、式は終了しました。
読みは変わりませんが何か変わったような?
それは、これからの生き方によりですね。