お遍路ニストたいようの筋肉な日記

派遣社員 ⇒ 会社専務 ⇒ 僧侶へ←今ここ

得度式 本番です。

お坊さんになるための第一歩 得度式

 

この日を迎えることになるとは、13年前のワタシは想像できただろうか?

 

正直なところ、得度の話が来るまでは、在家信徒として出来ることを模索していたのでした。

 

そのくらい、在家から仏門への道はハードルが高かったのです。

f:id:tataiyoh:20200325182245j:image

池袋からも程近い、真言宗豊山派大本山護国寺

こちらで得度式が厳修されます。

f:id:tataiyoh:20200325182856j:image

昨日は風が強く吹いていましたが、今日は一転、雲一つ無い穏やかな陽気

お天道様も、お祝いしてくれたようです。

f:id:tataiyoh:20200325182311j:image
受付を済ませ、広い和室が控室。

 

小学校低学年の子から、50代くらいの方まで、男女併せて24名勢揃いでした。

 

最初は皆さん正座をしていましたが、間もなく足がしびれてきた人順に足を崩そうと・・・

しかし、アグラをかいちゃぁ、怒られるかと思ったのか、高校生くらいの子は体育座りをしていました。

 

そして、どうしていいのか解らずその場に立ち尽くす子供たち。

 

その後、式で行う作法の練習をして、本堂へ移動。

塗香より先にコロナ対策で両手をアルコール消毒でお清めしてから出発しました。

 

「草履をする音を立てないように!」

先導のお坊さんに注意事項を受けながら・・・

そして、境内を散歩中の園児に見送られ

たまたま参拝していた皆さんにはシャッターチャンスでした。

 

入堂し、着座。

次第によれば、式は一時間弱。

ずっと正座なら、足がコンニャクみたいになってスッ転ぶこと必至。。。

 

と思い、昨夜「日本正座協会」のHPで予習をしていたのですが、その心配は要らず、実際のところは、立ち上がったり移動したりがたくさんあって、足が痺れる暇もありませんでした。

 

法衣を脱いで、白衣になり御本尊、お導師さまを始めとする僧侶の皆さんへ御挨拶。

良く見たら、御本尊の如意輪観音さんの左右には、弘法大師さんと興教大師さんの掛軸が祭られていました。

 

空海さん、覚鑁さん、やっとここまで来ましたよ👍」

 

父兄に今生の別れの五体投地を行い、本堂脇に移動。

正装の法衣に着替え戻りました。


お導師さまから「髪の毛そっちゃってもいい?」の問いに「喜んで!」の返事をし、髪の毛に剃刀を当てられ、聖水をつけた棒を頭頂に当てられ、晴れて修行者となる許しを得ました。

 

得度の記念に念珠と袈裟を頂戴し、式は終了しました。


f:id:tataiyoh:20200325182319j:image

俗名「太陽」から僧名「太陽」

読みは変わりませんが何か変わったような?

それは、これからの生き方によりですね。