2つの白髭神社
久しぶりのお遍路ニスト投稿です👺
場所は、市川にある、ヴァンラーレ八戸のホームスタジアムの近く
川を挟むように2つの白髭神社が鎮座しています。
ちょいと仕事で通りかかり
こりゃ、何もないはずないな?
と、お遍路ニストの血が騒いだのでした。
まずは、左の方の神社から
白髭神社です。
境内の木。
上に何かある様子でした。
白髭神社といえば、比叡山から琵琶湖へ降りた湖畔に総本宮があります。
ですが、コチラの白髭神社の祭神は武内宿禰(たけのうちのすくね)さんです。
八幡さまのお母さん(神功皇后)の命により、この地へ派遣され、開拓の礎を築いたとされます。
代々の天皇に仕え300年くらい生きたと言われていますが、つまりは歌舞伎役者のように、代々名を引き継いでいたのでしょう。
この武内宿禰さん=サルタヒコさん
という説があるそうです。
本殿裏から海の方
川を挟んで右の方へ
コチラがもう1つの白髭神社
2つのこの神社
この地域の歴史を調べてみたら、江戸時代に先程の神社からコチラに分社させたことがわかりました。
なぜ?すぐ近くなのに?
という疑問が湧きましたが、どうもこんな言い伝えにヒントがありそうです。
すぐ隣の川は五戸川という川
かつては北に流れる奥入瀬川の河口も合流するところだったそうです。
東北地方では、雪解けの大水や、大雨などの大水を「白髭水」と呼び、これを神として祀るところがあり、この白髭神社もそうであるようです。
昔より、地元民からは『龍神』と崇められていたようです。
暴れる川を『龍』と捉え
「お願いですから、暴れないでくださいね😅」
崇め鎮めようとしたのですね。
白髭水が流域を襲うときは、白髭の老爺が知らせると言われていて、奥入瀬川が流れる下田の方では大洪水の前ぶれに白髭の老翁が川と共にに流れてきて、洪水を警告したという伝説があります。
更には洪水だけではなく、津波も来ます。
川の左右に祭りたくなりますよね。
境内に祀られた石碑『漁光大明神』
その昔、海岸に打ちあがる「寄り鯨」は貴重な存在で漁村を潤しました。
江戸時代後期(1806年)に捕獲した鯨の尻尾からノルウェーの鯨銛が出たことを記念して、頭と銛を埋めて、同年6月6日に建てたそう。
万里の長城と化した堤防を歩いてみたら、
この拝殿⇒本殿のライン上に
あの背の高い木があるところ
先程の白髭神社でした。
川を抑えるラインを形成していました。
この2つの神社が在る謎は解けましたね😆